特徴
かんたん5分で建築コストを算出
建物の企画段階では、少ない情報から事業費をスピーディーに予測することを求められます。 しかし事業費の算出には、ボリュームスタディーによる面積・階数の想定、外壁線・階高・平面計画などの建物形状の想定、仕上グレードの想定など多くの手間を要します。
コストナビLANDは、これらの作業を自動化することにより、たった5分で事業費を算出することができます。
入力データから自動算出
建築費の算出には、概算見積の分野で標準ソフトとなっている、「建築概算見積ソフト コストナビ Pro」の積算エンジンを使用しています。コストナビ Proは、ゼネコン・デベロッパーを中心に1,700社以上の企業で採用され、延8,200本以上を出荷しています。(2023年11月現在)
コストナビ Proのエンジンを使用しているので、見積金額は一式計上ではなく、数量×単価の細目レベルで算出されます。そのため、見積金額の根拠がはっきりわかります。
敷地から建物を自動設計
コストナビLANDは、敷地条件を与えれば詳細な建築コストを算出します。
用途地域から、建ぺい率、容積率、道路斜線、隣地斜線の一般的な値を自動設定します。建物用途を指定すれば、構造、階高、間取りなどを自動設定します。もちろん、すべての自動設定値はユーザーが自由に値を書き換えることができます。
仕上グレードでコストシミュレーション
仕上は、高級・中級・並級を指定すれば、建物用途から適切な仕上を自動設定します。
もちろん、すべての自動設定値はユーザーが自由に値を書き換えることができます。
今までにない企画見積ソフト
コストナビLANDは多くの作業を自動化し、今までにない企画見積ソフトというジャンルを切り開いた、コストスタディーに最適なソフトウェアです。
入力の流れ
面積を決める。
面積、階高、建物形状を決めます。
企画段階で建物の図面が無い場合は敷地データから建物を自動設計します。
建ぺい率、容積率、斜線制限より建物ボリュームを自動算出し、面積、階高、外壁線を自動設計します。
手間のかかるボリューム出しの作業から開放されます。
敷地データから自動設計され建物ボリュームがわかります。
※ただし、この建物ボリュームの算出は、道路斜線、隣地斜線、北側斜線だけを考慮しています。日影規制、高度地区、各種条例や緩和処置は考慮していませんので、参考値とお考えください。
詳細なボリューム出しを行いたい場合は、「TP-PLANNER」[(株)コミュニケーションシステム]等の専用ソフトをお使いください。
グレードを決める。
グレードを「高級」「中級」「並級」から選ぶだけで、外壁と部屋に構造や用途に応じて適切な仕上げを設定します。
ワンクリックでグレードのシミュレーションができます。
部屋数やマンションの間取りが入力できるので建物に即したコストが算出されます。
積算する。
建物の形状を認識し、細目レベルの数量を自動的に拾い出します。
まさに自動積算です。
自動積算には精度の高さでご好評を頂いている「概算見積ソフト コストナビPro」の積算エンジンを使用しています。
コストが見える。
科目別の建築コストと主要な数量を出力します。
今までの坪単価や統計値の見積りとは違い、拾い出した数量と最新時点の単価による見積りです。
さらに、オプション機能の内訳書を使えば全細目の数量×単価もわかり、見積り根拠がはっきりとわかります。
(一財)建設物価調査会とのコラボレーションによりJBCIのホームページにリンクして、コストナビLANDで見積りした建物が市場価格でどれくらいに位置するかをグラフで表示します。
※この機能を使うには、インターネットに接続されている環境が必要です。
機能一覧
敷地入力
敷地の形
敷地の形状を四角形、L形、斜辺形、凹凸Z形、の基本図形の中から選択します。もちろん、選択した形状をユーザーが編集することもできます。
道路境界・隣地境界の入力
敷地に道路境界線と隣地境界を入力します。道路境界線には前面道路の幅員を入力します。
用途地域の初期値を登録
ボリュームスタディー
用途地域は基準法の地域が登録されています。
用途地域を選択すると、建ぺい率、容積率、斜線制限(道路,隣地,北側)の初期値が自動設定されます。敷地情報が正確にわからない場合でも、おおよそのボリュームスタディーができます。もちろん、建ぺい率等の値はユーザーが設定することもできます。
建物形状
建物形状の編集
建物形状は自動設定されますが、簡単な操作で編集することもできます。バルコニー・外廊下・庇などはワンクリックで設定が可能です。
仕上入力
外部仕上・内部仕上
仕上は、グレードを「高級」「中級」「並級」から選ぶだけで、外壁と部屋に構造や用途に応じて適切な仕上を設定します。ワンクリックでグレードのシミュレーションができます。もちろん、ユーザーが仕上を設定することもできます。
構造計算
構造計算による断面算定
躯体、杭、山留は、入力データをもとに構造計算を行い、断面・工法を自動設定します。
今まで床面積あたりの歩掛などでは反映されにくかった、スパン、階高、床荷重、水平力の割増しなどの条件を反映できます。
強力な単価ファイル
2000件の標準単価と実勢単価
躯体400件、仕上1,300件、設備200件、外構100件の計約2,000件の単価を収録しました。
その2,000件について、それぞれ標準単価 (官庁単価)と実勢単価(民間単価)を収録しています。ボタンひとつで標準と実勢の切り替えができます。
ユーザー単価の登録が可能
単価ファイルにユーザー単価を登録できます。自社の単価で工事費を算出でき、単価差が生じません。
※ユーザー単価の登録には、Excel(Microsoft製)が必要です。
単価の地域差・時点差を解消
単価ファイルには、全都道府県の単価を収録しました。地域に適したコストが算出できます。
また、最新の単価ファイルを毎年提供しますので時点差も解消できます。
動作環境
本体 : Windows(R) 10/11が動作するパーソナルコンピュータ
HDD : 200 MB以上
入力装置: Windows対応のマウス・プリンター・CD-ROMドライブ
提供媒体:CD-ROM
画面:1024×768以上
ユーザー様の声
大手ハウスメーカー(特権事業部)
自社仕様の建物は数多く施工しているのでコスト算出には困っていないが、特建事業部では多種多様な建物がある。その都度サブコンに拾い依頼するが、躯体算出には歩掛利用のため建物形状が反映されず苦労していた。
「コストナビLAND」は、階数・階面積や建物形状だけで概算コストが十数分で算出できる。また、構造変更や階数変更など安易に操作できることがわかり、導入に至った。
不動産会社
ほぼ個人で土地売買を生業にしている。土地売買はスピードが最優先なので、都度ゼネコンに依頼していると昨今の人手不足もあるのか、希望する日数で概算費を上げてくれない。
「コストナビLAND」は、建築知識が浅くても、土地情報入力により建物を自動設計してくれ、かつ外装や内装グレードも選択できシミュレーションが容易にできることがわかったため即導入した。今では外注せず、内製化により大変重宝している。
地場大手ゼネコン(営業部)
各営業担当が概算物件を積算部に依頼しても、積算業務が多く希望した日数を過ぎることが多く結果話しが立ち消えになることが頻繁していた。かといって、経験値による坪単価だと受注後に工事費UPになることが多く苦労していた。
「コストナビLAND」は、短時間(30分未満)で概算費を算出できるし、図面情報が極端に少ない企画段階でも概算工事費を算出できることがわかり、即導入した。
価格
コストナビLAND Ver1.2 | 380,000円(税込価格418,000円) |
---|---|
アップデート契約(1年) | 30,000円(税込価格33,000円) |
ご購入方法
購入申込用紙(PDFファイル)に必要事項をご記入のうえ、弊社までFAXもしくはメールにてお申込みください。
製品は弊社が直接販売しております。ご購入のお問合せは弊社までお願いいたします。
※3営業日以内に宅急便で発送いたします。お支払いは、商品到着後1ヶ月以内にお振込みください。
また、お支払い方法やリースなどご希望条件がある場合はご相談ください。
オプション製品
ネットワーク工程表を出力
コストナビの入力データから、ワンクリックでネットワーク工程表を出力できます。
出力された工程表は、ユーザーが自由に編集できます。歩掛値・投入数、クリティカルパス表示、出来高曲線表示、休日設定、着工日・終了日を指定して再描画など、プロユースの本格的な工程表ソフトです。
工程表はオプションです。
※工程表ソフトはコストナビには含まれません。別途購入が必要です。
免震構造を概算見積
免震構造オプションを使えば、ワンクリックで免震建物と耐震構造のコストシミュレーションができます。
告示免震(国土交通省告示2009号)で構造計算を行い、自動的に免震部材を選定し、上部躯体を免震された水平力で設計し、免震に必要な仕上材を含む概算工事費を自動算出します。
もちろんユーザーが免震部材の指定や、地盤増幅率、設計限界変位などの詳細な条件を指定することもできます。
※免震オプションはコストナビには含まれません。別途購入が必要です。