工程表日建連版Ver8.0をリリースしました
日建連適正工期算定プログラムVer8.0をリリースしました。旧バージョンからお使いのユーザーの方に、Ver8.0の新機能だけを抜粋して説明します。
気象条件を更新
猛暑日数を直近 5 年に更新
本プログラムに収録されている全国 142 地点の猛暑による作業不能日数を、直近 5 年の値に更新
しました。直近 5 年は、環境省「熱中症予防サイト」(https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php)
で暑さ指数(WBGT)の確定値が公開されている 2020~2024 年です。
主要な都市の年間作業不能日数の変化は次の通りです。

●作業不能日の日付を表示
本プログラムは、ネットワーク工程表を作図するために特定の日を作業不能日としています。その
日付を一覧表示できるようにしました。

雨天日を直近 5 年に更新
県別の雨天日を直近 5 年(2020~2024 年)の値に更新しました。
雨天日は1日の降雨・降雪量が 10mm/日以上の日数(土日祝日を含む)の 1/2 を雨天休止日とし
ています。1/2 は土日祝日と夜間の降雨を考慮した値です。
寒冷地区分の見直しと更新
これまで全国の市区町村ごとに寒冷地区分を設定していましたが、これを都道府県ごとに気象特
性が近い気象庁の一次細分区域の全国 142 地点にしました。
また気温、積雪量から得られる寒冷地区分を直近 5 年(2020~2024 年)の値に更新しました。
台風日を直近 5 年に更新
県別の台風日を直近 5 年(2020~2024 年)の値に更新しました。
またこれまで、年間の台風日数を算出しそれを 7~9 月に均等に割り付けていましたが、月毎の台
風日数を算出する方法に改良しました。
適用範囲の拡大
床面積の上限を拡大
最近の建物の大型化に伴い本プログラムの床面積の上限を超える建物が増えてきたため、用途
により上限を拡大しました。
型枠投入数の制限を緩和
これまで型枠投入数は、自動設定値の 1/2 以上かつ 2 倍以下の制限がありましたが、昨今の労務
不足で 1/2 以下の人数で工期をシミュレーションしたいとのユーザーからのご要望がありました。
そこで型枠投入数の制限を、下限 4 人、上限 80 人に緩和しました。
基礎工区数の上限を拡大
これまで基礎躯体の工区数は、自動設定値の 2 倍以下の制限がありました。基礎躯体は上部躯
体に比べ工区数が増える場合があるので自動設定値の 3 倍までに拡大しました。
工程表アプリの改良
ニューをリボンに変更
メニューをリボン形式に変更しました。
