特徴
実物件データをデータベース化
実物件の内訳明細書のデータをデータベースに登録し、これまで電子データや紙ベースのデータで管理していた物件データを一本化しました。これにより、書式も統一されるため、類似物件の検索や統計値によるコスト分析、見積りデータの共有化などにデータを活用できるようになりました。また、物件データは、エクセルファイルにも出力することができるので二次利用にも便利です。
機能一覧
コストデータベースの機能
蓄積データ | |
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物件概要 | 建物名、所在地、写真など |
建設費 | 工種別工事費 |
数量・単価 | 主要な項目(躯体、仕上ユニット等)の数量、単価、仕様 |
建物特性 | 品確法等級、杭工法、共用部面積など |
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出力データ | |
物件検索 | 構造、規模など複数条件で検索 |
概要比較 | 所在地、建物規模、販売価格などを横並びで一覧表示 |
工事費比較 | 物件を横並びで比較しグラフ化、物価補正、平均値などを表示 |
単価比較 | 主要な項目(躯体、仕上ユニット等)を単価レベルで比較 |
データの入出力イメージ
主な機能
条件で検索
データベースに登録されている物件を詳細な条件で絞り込み検索することができます。例えば、物件の所在地が「大阪」で、「20階建て以上」で、「免震あり」の物件だけを絞り込み検索するといったことが簡単にできます。
一覧表示
登録されている物件を一覧表示することができます。物件概要、建設費、数量単価、建物特性、物価補正工事費の表示ができます。
物件を横に並べて表示するので物件別の比較ができます。
比較
登録されている物件や計画物件の比較が簡単にできます。工種別コスト比較、要因別コスト比較ができます。
建設物価指数を登録
「集合住宅」「RC-1,000㎡、RC-5,000㎡、SRC-2,000㎡、SRC-10,000㎡、S-800㎡」の5種類の建設物価指数が登録されています。これにより、着工時期の差による物価変動を加味したコスト比較ができます。
出精値引を振り分け
建設費に出精値引が含まれるとき、出精値引額を各科目に自動的に振り分けすることができます。これにより、出精値引を加味した科目別コスト比較ができます。
JBCIリンク
データベースに登録されている物件を(一財)建設物価調査会が運営するJBCIにリンクし、全国の統計値の工事費と比較したり、分布図に表示したりすることができます。