特徴
今までにない概算手法で高精度を確保
今までの概算は歩掛や坪単価でしたので、建物による違いが反映できませんでした。しかしコストナビは形状を入力して構造計算を行い数量を算出しているので建物による違いを反映した精度の高い概算ができます。(建築数量積算基準に則っている)
シミュレーションが自由自在
今までの概算は歩掛や坪単価でしたので、設計変更やVEに対応してもどこまで反映できているのか、なかなか差がわからないという問題がありました。(対応するのが難しい) コストナビはS造で入力した建物をRC造やSRC造に変更したり、形状や内装を変更したりすることで簡単にコストシミュレーションをすることができます。
明細出力で算出根拠がはっきり
今までの概算は一式金額で計上しているので、中身がわからないという問題がありました。しかし、コストナビの内訳書は工種別と部分別の内訳明細書が出力できます。 工種別、部分別ともに金額は、数量×単価で算出しております。一式金額で計上しているものはほとんどありませんので算出根拠がはっきりわかります。
かんたん1時間で見積出力
操作はマニュアルを読まなくても建築の方であれば直感的に操作できるような簡単なインターフェースになっています。 (シングルラインの図面で一般的な建物なら1時間程度で見積を算出できます。)
コストコントロールに最適
入力項目を修正するだけで簡単に設計変更やVEへの対応ができます。企画設計段階から施工段階の内訳書のたたき台まで幅広くご利用頂けます。
バージョンアップで概算精度向上や操作性アップ
コストナビのバージョンアップは、概算制度の向上や操作性のアップなど多数の改良を行っています。新たな機能に関しては、機能一覧:新機能についてをご参照ください。
入力の流れ
形を決める。
高さ、外壁線などの建物の形状をコストナビに認識させます。
高さ | 階数、階高を入力します。 |
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外壁線 | 専用のラインツールを使って簡単入力。 |
その他形状 | スパン、柱位置、バルコニー、庇、吹抜け、ピット位置を入力します。 |
仕上を決める。
内外装をリストより選びます。ユーザー独自の仕上材も指定できます。
外壁 | 仕上を選んで3DビューをクリックするだけでOK。3Dビューは外壁線より自動作成されます。 |
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内装 | 部屋ごとに床・壁・天井の仕上が指定できるので、様々なシミュレーションが可能です。 |
平面計画 | 部屋・住戸数を入力します。 |
その他仕上 | 屋根、バルコニー、外廊下、外部開口、内部開口を入力します。自動設定とユーザー設定が選べます。 |
コストがわかる。
内訳書と各種帳票を出力します。内訳書は自由に編集できます。
内訳書 | 工種別と部分別の2つの内訳書を出力します。内訳書は自由に編集できるので、建物の特殊要因を概算結果に加えることができます。 |
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各種帳票類 | 見積概要、内部仕上表、コスト分析表、柱・梁・断面リスト、階別・部位別躯体数量表、杭リストを出力します。 |
機能一覧
先進のコスト設計力
今までにない概算手法
コストナビは、他の建物と比較したり、統計値を用いた今までの概算とは異なり、対象建物の形状を認識し自動設計して、細目レベルの数量を拾い出す、今までにない概算見積手法を採用しています。
構造計算による断面設定
躯体、杭、山留めは、入力データと自動設定値をもとに構造計算を行い、断面・工法を自動設定します。
もちろんユーザー設定も可能です。今まで床面積の歩掛などでは反映されにくかった、スパン、階高、荷重・外力や基礎形式などの条件が反映されます。また、品確法の耐震等級(地震力の割増)や、最近マンションで増えているボイドスラブにも対応しています。
柱・梁の断面指定も可能
RC造の柱・梁・壁・スラブ・独立基礎は、断面寸法、配筋を入力することができます。鉄骨造の柱・梁もユーザーが断面指定することができます。また杭の径、配筋も入力できます。構造図がない場合は、コストナビの構造計算で自動設定し、構造図がある場合はそれを入力し、構造図どおりの数量を算出するという使い分けができます。
詳細な数量拾い出し
高い数量精度
ほとんどの数量は、数量積算基準に従って拾い出し、高い数量精度を確保しています。
躯体では、柱・梁の部材ごとにコンクリート・型枠・鉄筋・鉄骨の数量を拾い出し、その結果を部位別・階別数量表に出力します。内装では部屋毎に床・壁・天井の数量を拾い出して内訳書に出力します。
幅広い対応能力
対象建物を問いません
マンション、店舗、オフィスなど用途は問いません。工場、倉庫にも対応できます。複合用途の建物にも対応できます。また、マンションは住戸単位、ホテルは客室単位で入力できます。階数も地上50階、地下3階、PH2階まで対応できるので、ほとんどの建物に対応できます。
高性能の自動設定機能
コストナビには高性能の自動設定機能が搭載されています。この機能を使えば、簡単に概算見積ができます。例えば、内装はワンクリックで部屋の用途に適した仕上げを自動設定するなど、たくさんの自動設定機能があります。もちろん、自動設定された内容をユーザーが変更することもできます。
強力な単価ファイル
2000件の標準単価と実勢単価
躯体400件、仕上1300件、設備200件、外構100件の計約2,000件の単価を収録しました。
その2,000件について、それぞれ標準単価(官庁単価)と実勢単価(民間単価)を収録しています。ボタンひとつで、標準と実勢の切り替えができます。
ユーザー単価の登録が可能
単価ファイルにユーザー単価を登録できます。自社の単価で工事費を算出でき、単価差が生じません。
単価の地域差・時点差を解消
単価ファイルには、全都道府県の単価を収録しました。地域に適したコストが算出できます。
また、最新の単価ファイルを毎年提供しますので時点差も解消できます。
多機能で使いやすい内訳書
工種別と部分別の内訳書を出力
内訳書は一般に使われている工種別とコストコントロールに適した部分別の2つの書式を出力します。2つの内訳書はリンクしているので、どちらかを変更すると、他方の内訳書も自動的に更新されます。コストコントロールは部分別で、 提出は工種別と使い分けができ大変便利です。また、工種別の内訳書は、自社仕様の書式で作成できます。
便利で多彩な機能
科目の並べ替え、印刷書式の設定、内部・外部の自動区分、端数調整、%指定による数量・単価一括調整、合計金額指定による数量・単価の一括調整、内訳書間のコピー、鑑の作成など便利で多彩な機能が盛り込まれています。
※鑑の作成にはExcel(Microsoft製)が必要です。
Excelに内訳書を出力
コストナビで作成した内訳書を、計算式・階層のリンクも含めてExcelに直接出力でき、グラフ化などのデータの2次利用が簡単にできます。
他の内訳書ソフトのデータを読み込みが可能
他の積算ソフトで作成されたBCS.CSV形式のファイルを読み込んで内訳書を作成することができます。全行をコストナビの内訳書に読み込んだり、必要な科目だけを読み込むことができます。また、BCS.CSV形式のファイルを出力することもできます。
※BCS.CSVファイルとは、社団法人建築業協会関西支部が取り決めた 「内訳書作成システム」の共通フォーマット形式のことです。
JBCIリンク
(一財)建設物価調査会とのコラボレーションにより、JBCIのホームページにリンクして、コストナビProが算出した内訳書の工事費を、全国の統計値の工事費と比較したり、分布図に表示したりすることができます。
CADトレース機能
CADデータ(DXFファイル、jw_cad)をコストナビの入力画面に表示し、CADの線にマウスを吸着(スナップ)させながら、通り心、外壁線、バルコニー線、外廊下線が入力できます。複雑な建物でもスナップ機能で簡単に入力でき、入力時間が大幅に短縮されます。
また、スキャナーで読み込んだ図面データ(ビットマップ)を利用することもできます。ビットマップの場合スナップは使えませんが、図面がコストナビの入力画面に表示されるのでとても入力しやすくなります。
連動ソフトのご案内
他のソフトで作成したデータをコストナビに読み込んだり、コストナビのデータを他のソフトに出力が可能
建築企画設計支援システム「TP-PLANNER」(株)コミュニケーションシステム社製
TP-PLANNERは斜線制限や日影制限など建物の企画設計をするCADソフトです。TP-PLANNERで入力したデータを転送すれば、コストナビに階数、通り心、外壁線、柱・梁、マンションの住戸等のデータが読み込まれます。
これによりコストナビの入力時間が大幅に短縮されます。
新機能について
Version23の新機能
旧バージョンからお使いのユーザーの方に、Version23の新機能だけを抜粋して説明します。
主な改良項目は次のとおりです。
① 内訳書の改良(諸経費再計算、別棟の合算機能強化、履歴機能など)に対応しました。
② 車路スロープに対応しました。
③ 用途に「物流倉庫」を追加しました。
④ 土間受けの基礎を新設しました。
⑤ 壁式構造の独立基礎入力が可能になりました。
⑥ 手拾い項目の初期値登録機能を追加しました。
⑦ Excelの単価登録ツール64bit対応になりました。
その他、概算精度の向上や操作性など多数の改良を行っています。コストナビのバージョンアップは、ユーザーの皆様のご意見を元に行っております。改良して欲しい点などございましたら、弊社までご連絡ください。
説明動画プレゼント
コストナビの説明動画を無償配布中
コストナビの操作方法をわかりやすく説明した動画(約15分)をCD-ROMで郵送いたします。
ご希望の方は、下記「お申込みはこちら」ボタンから送付先(郵便番号・ご住所・お名前・お電話番号)をご記入のうえ、お申込みください。
3営業日以内に、弊社より発送いたします。
動作環境
本体 : Windows(R) 10/11が動作するパーソナルコンピュータ
HDD : 1.5GB以上
実装メモリ(RAM): 2GB以上
入出力装置: Windows対応のマウス・プリンター・CD-ROMドライブ
提供媒体: CD-ROM
画面: 1024×768以上
ユーザー様の声
マンションデベロッパー
当社では用地取得時にコスト把握するためゼネコンに概算依頼しているが、最近は日数が掛かったり、断られたり、上がってきても思惑より高い工事金額になることがある。
ほぼほぼ言い値で依頼していることに懸念し、自分たちでコスト把握することに決め「コストナビ」を活用している。
大手設計事務所
CM業務を行うのに、必要なコスト管理・工程管理をトータルで運用できるソフトが必要だったため、設計部主導で使い勝手の検証を行なった。地上8階・延床6,700㎡のオフィスビルで10か月の短工期の精査が可能なことをデータ分析からも検証でき、当初の目的を達成した。
ゼネコンからのコストでVECDする手間が省け、全体コストを気にしながら予算内の設計ができることを確信し購入に至った。
大手ハウスメーカー
弊社では過去の見積データを利用して概算していたが、工種ごとの代表数値による概算であるため、ブレが大きい。かつ、資材からの算出ではないため、資材高騰等を反映できない。
企画段階でRC・Sのコスト比較を知りたいとの要望もある。デモを視聴し、ある程度のプランと仕様を入力することで、概算コストが算出できるソフトであると認識した。
構造の違いによるシミュレーションも、平易な操作で入力可能なため、十分使用できることを確認した。
ゼネコン
当社の各支店では、ベテランの積算技術者が時間を掛けて数量拾いしている。しかしここ数年、発注者側の要望が“より早く”という点を強く求めているため、概算には時間を掛けられなくなった。また、概算の段階でVE提案を求められることもあり、人の手計算でクリアするには限界を感じていた。
「コストナビ」を導入したことによって、建築経験が浅い人でも概算できるようになり、ベテラン技術者はコストナビの結果のチェックや、VEに専念することができるようになった。
導入実績
価格
コストナビPro Ver23 | 850,000円(税込価格935,000円) |
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アップデート契約(1年) | 80,000円(税込価格88,000円) |
ご購入方法
購入申込用紙(PDFファイル)に必要事項をご記入のうえ、弊社までFAXもしくはメールにてお申込みください。
製品は弊社が直接販売しております。ご購入のお問合せは弊社までお願いいたします。
※3営業日以内に宅急便で発送いたします。お支払いは、商品到着後1ヶ月以内にお振込みください。
また、お支払い方法やリースなどご希望条件がある場合はご相談ください。
オプション製品
ネットワーク工程表を出力
コストナビの入力データから、ワンクリックでネットワーク工程表を出力できます。
出力された工程表は、ユーザーが自由に編集できます。歩掛値・投入数、クリティカルパス表示、出来高曲線表示、休日設定、着工日・終了日を指定して再描画など、プロユースの本格的な工程表ソフトです。
工程表はオプションです。
※工程表ソフトはコストナビには含まれません。別途購入が必要です。
免震構造を概算見積
免震構造オプションを使えば、ワンクリックで免震建物と耐震構造のコストシミュレーションができます。
告示免震(国土交通省告示2009号)で構造計算を行い、自動的に免震部材を選定し、上部躯体を免震された水平力で設計し、免震に必要な仕上材を含む概算工事費を自動算出します。
もちろんユーザーが免震部材の指定や、地盤増幅率、設計限界変位などの詳細な条件を指定することもできます。
※免震オプションはコストナビには含まれません。別途購入が必要です。